ギャンブラーの誤謬とは何か?
ギャンブラーの誤謬とは、チャンスゲームにおいて過去のランダムな結果が将来の結果に影響を与えるという誤った思い込みです。「ホットストリーク」が続くとか、連続した負けの後には近いうちに勝ちが来やすいと信じてしまいますが、どちらも事実ではありません。
よくある例
ルーレットで赤が7回連続で出た後、多くのプレイヤーは「そろそろ黒が来るはずだ」と感じます。実際には、各スピンは独立しており、ホイールには「記憶」がありません。次のスピンで黒が出る確率は依然として48.6%(ヨーロピアンホイールの場合)で、最初のスピンとまったく同じです。赤が何回連続で出ても、次の結果は変わりません。
なぜこの誤謬が続くのか
ギャンブラーの誤謬は、人間がパターンは自己修正されると直感的に期待する傾向を突いています。非常に長い期間では結果は期待される頻度に近づくはずですが、それは次の数ハンドやスピンで修正されるのではなく、さらに多くの試行を経ることで実現します。短期的には何でも起こりえます。この誤謬は、最近の損失を補うために勝ちが来るはずだという信念による「追いかけ賭け(chasing losses)」の背後にあり、ギャンブルにおける最もコストのかかる認知バイアスの一つです。